Sukura(浜松)
間口7m、敷地面積38.4坪、延床面積21.8坪。
遠州あたりでは、ちいさなちいさな家ですが、小さいけれど、広々と住める家です。このモデルハウスを訪れると、数字上はそんなに小さな建物なんだと、みんな驚きます。
「かわいい家ですね。」
「これくらいのサイズでいいのよ。」
見学会にいらっしゃったお客さんは、Sukuraの外観を見て、そうおっしゃいます。
木の玄関ドアをくぐり、室内に入ると、みなさん、こうおっしゃいます。
「この家、何坪? え、22坪? ウソでしょ!?」
小さいけれど広く使える工夫が、いたるところにみられます。
大きな開口部。
室内と段差なくつながるウッドデッキ。その先の芝生も、グランドレベルよりかなり高い位置にあり、室内とのつながりが計算されています。
シンボルツリーのヤマボウシは、夏は日を遮り、冬には葉を落として陽だまりをつくってくれます。
周囲は住宅地なのですが、木塀で道路からの視線を全く感じさせません。
2階は、ベッドルームのピクチャーウィンドウからでも、バルコニーからでも、ヤマボウシの庭を通して、リビングにいる家族と会話ができます。
家族の気配はいつも感じられる、ウチへの距離感の心地よさ。家を小さくして、その分でつくった庭の緑に目をやれば、気持ちはソトとつながります。
ウチにもソトにもつながりが感じられて、広々とした気持ちになれる、そんな家です。
もう一つ、広さを感じさせる大きな理由はロフトです。
床面積にカウントされないロフトを、北と南に1箇所ずつ持ちます。
子どもの隠れ家。お父さんの秘密基地。ワクワクが高まってきます。
このロフトに、びおソーラーのファンボックスも設置されています。
随所に散りばめられた遊び心も鮮やか。
住まい手が思わずほっこりするような仕掛けは、建築家・秋山東一さんが設計アドバイスを行っているからに違いありません。
斜め方向に「こんにちは」とばかりに張り出す窓。
蹴込みがくりぬかれていたり、数字が書いてあったりする階段や、外壁・サッシの統一された朱の色。
遊び心が生活を晴れやかに彩ります。
幾度か年を越え、冬の床下エアコンに不満があったため、びおソーラーが後付けされました。
冬の終わり頃の改修工事でしたが、暖かくなったよとの声をいただいています。
びおソーラーを目玉に、生まれ変わったモデルハウスで、再度集客を高めていらっしゃいます。
この建物は、浜松で開催されるびおソーラーの勉強会でも、見学をさせていただいています。