青トラ訪問記・びおソーラー現場訪問 (山梨県)

びおソーラーの松原です。

6月22日(月)、今回の青トラ訪問先は山梨県です。現在、山梨県山梨市で施工中の個人住宅にびおソーラー部材をお届けしつつ、現場の様子を見させていただきました。前日の天気予報では「晴れ時々曇り」との事でしたから、納品後に設置工事まで進められそうと思っていましたが、当日は朝からひどい雨。なんとか納品は済ませたものの施工は無理というお天気でしたから監督さんに実際の物を見てもらいながら施工の手順や納まり、注意点などを説明させて頂きました。

山梨市M邸

山梨市の家 雨の中の納品となりました。

今回の建物は延面積が約25坪の木造平屋建で、設計は山梨県甲州市の「S PLUS ONE 一級建築士事務所」さん。施工は甲府市の「深澤工務所」さんです。どちらもびおソーラーは初めてという事なので戸惑う事も多かろうと思い、納品を兼ねて現場を訪問させていただきました。

最近のびおソーラーは、設計事務所物件も多くなりましたが、この場合の課題として、設計者はびおソーラーをよく理解していて設計図に指示してくれたとしても、施工者がそれをわかってきっちり施工してくれなければ、効果が発揮されないものになってしまう可能性があるという事です。以前、東京の設計事務所さんが設計図書の特記仕様書に「びおソーラーについては静岡県の浜松まで勉強に行くように!」と書いてくださり、施工を請け負う事になった工務店さんが訪ねてこられたことがありましたが、そこまでしていただく事は普通は無いですよね。この課題に対して私達も以前は講習会を開いたりして来ましたが、なかなか全国から集まっていただくのも大変なので、現在は事前に一度顔を合わせてお話する機会を設けるようにしています。お互いの顔を知っていれば、その後が電話やメールでのやり取りであったとしてもコミュニケーションが取りやすいですからね。

S PLUS ONE 一級建築士事務所:https://www.splusone.jp/

深澤工務所:http://k-fukasawa.com

山梨県木造住宅協会の皆さんと

甲府の設計事務所「Vent計画設計室」の遠藤千春さんには昨年びおソーラーを採用していただきました。このたび新しい事務所に移転されたそうなので、久しぶりに訪問させていただく事にしたのですが「折角だから・・・」という事で遠藤さんが参加されている「山梨県木造住宅協会」のメンバーにも声をかけて集まっていただき、びおソーラーの考え方や効果、コロナ禍における換気の事など色々なお話(お喋り?)をする機会をいただきました。以前から感じている事なんですが、山梨県の設計事務所と工務店の関係がすごく良いなぁと・・・。どっちが上とか下っていうような変な雰囲気がなくて設計と施工が一致協力して建物をつくり上げているって感じがあり、一緒にお仕事させていただいても、とてもやり易いのです。今日の会の雰囲気もとても暖かくて、ついつい長居をしてしまいました。

Vent計画設計室

山梨県木造住宅協会の皆さんと一緒に

VENT計画設計室:http://vent-arch.com

山梨県木造住宅協会:http://www.yamanashi-mjk.jp/

 

6月23日(火)は、山梨県都留市で施工中の現場を訪問しました。大きな屋根が特徴の木造2階建(約32坪)の個人住宅です。設計は地元都留の「あおぞら設計室」さん、施工は河口湖町の「大石工務店」さんです。7月末の完成に向けて内装仕上げの真っ最中。びおソーラーの機器設置とダクト配管が完了したので施工のチェックをしてもらえないかとの要請を受けて訪問しました。今回の設計者、施工者もびおソーラーは初めてという事で、計画段階で一度お会いしていますが、それから半年を経て、現場はとても丁寧に施工されていました。まだ周りが工事中なのできちんとした動作確認はできませんでしたが、大きな問題は無さそうでした。完成がとても楽しみです。(松原美樹)

都留市H邸

都留市の家 あおぞら設計室の山口さん、大石工務店の堀内さんと一緒に

あおぞら設計室一級建築士事務所:http://www.aozoraarchitect.com

大石工務店:http://www.kawaguchiko.ne.jp/~architect/blankpage2.html