青トラ訪問記・びおハウスH+びおソーラー (静岡県袋井市)

びおソーラーの松原です。やっと梅雨が明けてくれましたね!

7月31日(金) 静岡県袋井市の(株)造居さん(町の工務店ネット会員)の現場にびおソーラー部材をお届けし、集熱パネルの設置工事に立ち会わせていただきました。今回の建物は木造2階建ての個人住宅で床面積は35坪。ほぼ南向きの屋根に集熱パネル5枚で計画しました。設計は東京の建築家・半田雅俊さんです。半田さんは「家は強く、美しく、心地よく、そしてライフスタイルの変化への追従性が重要」と言われ「びおハウスH」を提唱されています。これに共感する工務店さん達が全国各地で「Hシリーズ」に取り組んでおられ、造居さんもその中の1社です。

びおハウスH:https://biohouse-h.com/

造居

青空に町角シートが映えます!

造居さんにおいてのびおソーラーは今回で4棟目ですが、これまでの経験から、より効率よく施工するための工夫があちらこちらに見られました。その一つとして屋根の棟周りの下地の納まりを原寸の型紙を用意して大工さんに指示していたのはとても分かりやすいと思いました。この建物は南と北で屋根勾配が異なり、棟納まりがアンバランスなので、型紙にあわせて下地材を加工し、組み上げて行くのはとても効率の良い方法です。「びおハウスH」というある程度、定型化された建物だからこそディテールの標準化が出来るという事ですね。

びおソーラーのコストについて考える時、部材費に施工費を加えなければなりませんが、施工費は各施工者がどのような段取りで、どのように施工するかで大きく変わります。特に屋根への集熱パネル設置工事は雨や風への備えも重要なので、それらの条件も満たす納まりが求められますから単にコストだけで判断できるものでもありませんが、無理なく出来るだけシンプルな納まりを心掛けていただく事が性能面でもコスト面でも良い答えが得られるように思います。造居さんのような工夫の積み重ねが大切なんでしょうね。

(株)造居:https://zoui.jp/

造居

造居

棟下地の原寸型紙

造居

型紙を棟にあてて納まりを確認

造居