川崎市麻生区の家(神奈川)

川崎市麻生区の住宅街に建つ、びおソーラーの家です。

東京圏の住宅街とは思えないほどの緑と、板張のコントラストが風景を作っています。
生活は1階で完結する「ほぼ平屋」で、リビングからは、デッキを通じて庭へと大きく開いたプランが特徴です。

住まい手は、ご夫婦2人と猫1頭。
庭がある土地を手に入れて、ずっと頼みたいと思い描いていた建築家の趙海光さんに設計を依頼されました。
町の工務店ネットのメンバーでもある中山建設の施工にも、とても満足されているとのことでした。

びおソーラーのおかげで、晴れた冬の夜はほとんどエアコンを使わずにすごせていると伺いました。
また、夏の夜間外気取り込みも効果を発揮していて、夜はエアコン無しで眠っているとのことです。
猫ちゃんには、直接お話は伺えませんでしたが、なにぶん、心地いいところを探す名人ですから、びおソーラーの吹出口の上に、よく寝転んでいる姿が見られるそうです。

家族みんなが、暖かく、涼しく、自然に開いた暮らしを満喫されているのを拝見して、都市部でもそんな暮らしができるんだ、と、あらためて建築とびおソーラーの力を確信しました。

緑に囲まれた板張の外壁が映えます。

リビングから庭に大きく開く。

設計/趙海光(ぷらん・にじゅういち)
施工/中山建設
写真/畑拓