屋根から見える風景(京都府長岡京市)

びおソーラーの松原です。

9月末のことですが、京都府長岡京市の現場へ施工指導に伺いました。長岡京は今から1200年ほど前に奈良の平城京からここに都が遷されましたが、僅か10年で平安京へ遷都したために「幻の都」と呼ばれているところです。今回の現場は市内中心地に鎮座する長岡天満宮の南に位置する閑静な住宅街にあります。

長岡京市・M邸

長岡京市周辺地図

始まりは施主自らの問い合わせから

今回の物件について最初にお問い合わせをいただいたのは、2021年11月の事でした。お施主様自らの設計でご自宅を計画中との事。まだラフな図面しかない中で、びおソーラーの導入計画案を提示させていただきました。コロナの影響等もあって、しばらく間が空きましたが今年の6月末にお施主様宅を初めて訪問させていただきました。施主であり設計者でもあるM様は、子育て真っ最中のお母さんでもあります。子育ての合間に設計図を描いてきたので、ものすごく時間が掛かってしまったそうですが、自分なりに納得の形を見出すことが出来たとの事でした。M様は神奈川県の鎌倉のご出身で、横浜で建築設計事務所を主宰されていたお父様からの勧めもあって、自邸にびおソーラーを採用したいと思われたのだそうです。びおソーラーについての質問だけに留まらず、家づくりの事や子育ての事など色々なお話をしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまって、なんだかんだで4時間もおしゃべりしてしまいました。

長岡京市・M邸

ご馳走になったお昼ご飯。野菜は全て庭で採れたもの

夢を形に

M様邸の施工は、奈良県生駒市の「TEAK DESIGN LAB」さんが担当されます。初めてのびおソーラーなので、M様の夢を形にするお手伝いのために施工指導に伺いました。

長岡京市・M邸

M様邸

いつものように屋根に登って集熱面の工事を見守っていたのですが、屋根の上から見る景色って、こういう時でなければ見られないものだよなぁと思い、東西南北各方向の景色を写真に撮ってみました。

長岡京市・M邸

南(大山崎方面)の眺望

長岡京市・M邸

西(西山方面)の眺望

長岡京市・M邸

北(長岡天満宮方面)の眺望

 

長岡京市・M邸

東(久御山、宇治方面)の眺望

南から西への続く西山の景色が気に入って、この地を選んだとの事でしたが、確かに良い眺めだと思いました。

TEAK DESIGN LABさんの手際のよい丁寧な仕事のお陰で予定通りに施工完了。綺麗に納めていただきました。

長岡京市・M邸

集熱面の施工完了

長岡京市・M邸

モノづくりって、つくり手の想いとか、考え方、人間性などが形になって現れるものだと感じています。丁寧な仕事をする人は、そういう生き方をされて来たんだろうなと・・・。そういう人にご自邸を任せる事ができたM様も丁寧な暮らし方を実践されている方。類は友を呼ぶという事なんだろうなと思いました。(松原美樹)