青トラ訪問記・蓼科高原の別荘(長野県茅野市)

びおソーラーの松原です。

ものすごく久しぶりに「青トラ訪問記」を書きます。と言ってもずっと何処にも出かけていなかった訳ではなくて、ただブログをさぼってただけなんですけどね。

蓼科高原の別荘

今回訪問したのは長野県の蓼科高原に建築された別荘です。木造+RC造、地上1階、地下1階で床面積が116坪というビッグスケール! 設計は長野県茅野市の諏訪n設計企画さん。施工は同県諏訪市のスワテック建設さんが担当されました。びおソーラーの集熱パネルを全体で17枚(ファン3台3系統)使用しており、この数はびおソーラー史上、最高となっています。

蓼科山荘

2022.9.14 蓼科の別荘

別荘との相性がいい「びおソーラー」

最近、別荘建築にびおソーラーが採用される事が多くなっています。別荘をどれくらい利用されるかはオーナー次第ですが、下手をすると1年以上閉ざされたままという事もあるでしょう。別荘に限らず家は人の出入りがないと空気の入れ替えが起こらないので早くに傷んでしまいます。加えてこの手の建物は森や林の中を切り拓いた日当たりが悪くて湿気が籠りやすい場所に建てられている事が多いので、空き家状態が長く続くと急速に劣化してしまうのです。

びおソーラーは太陽熱で温めた乾いた空気で換気する仕組みなので、オーナーが留守の間も電気のブレーカーを落とさずにいてくれれば、新鮮外気を取り入れて室内の空気の澱みを解消し続けてくれます。今回の蓼科高原の別荘においてびおソーラーが採用された理由は、まさに留守中の換気にあるとの事でした。標高1400mくらいの高地に位置し、冬場の外気温はものすごく低いそうですが、日射があれば集熱パネル内温度は上がるので、お日様次第ではありますが、役に立ってくれることを祈るばかりです。

蓼科山荘

 

雪が舞う中での集熱面工事(2022年4月)

今年4月に集熱面工事が行われたので施工指導に立ち会いましたが、屋根が6寸勾配(約31°)と急な上に、時折激しい吹雪に見舞われる非常に不安定な天候の中での設置作業だったので、かなり恐怖を覚えました。

蓼科山荘

6寸勾配屋根上での集熱面工事

蓼科山荘

急勾配でアキレス腱が切れそう

今回の訪問は、前回とは打って変わってとても良い天気でした。木陰に入ると涼しくて、とても気持ちが良いのですが、びおソーラーとしては「そろそろ冬モードかな」という感じでした。

あと一月もすれば木々の葉が色付きはじめて、より美しい景色を見せてくれる事でしょう。たまには仕事以外で訪れてみたいものです。(松原美樹)