里山のある町角 田能三丁目あたり に号地(尼崎)

設計:半田雅俊設計事務所(東京都)
施工:株式会社いなほ工務店(尼崎市)

尼崎市・田能あたりは、豬名川の恵みの元、弥生時代から集落のあった暮らし良い土地です。周囲には今でも田畑が多く残り、公園や河川敷の緑に囲まれ、高層ビルは見られないという、都市部では稀有な緑のオアシスです。

ここに、地元の工務店・いなほ工務店さんが『里山のある町角』をつくりました。緑豊かな農業公園を借景に、8つの木の家が集落を形成しています。
半田雅俊さん設計の「びおハウスH」は、しっかりとした躯体をつくり、内部は可変的で自由な住まいを目指す住宅です。

集熱パネルを3枚載せた2階リビングの「に号地」は、細かい部屋割りをしない一体空間で、木を感じられる建物です。
玄関を入ると、空気感の違いが感じられます。ふんだんに用いた木と、白を基調とした壁が、すっきりとした印象を与え、木を多く使った時のゴテゴテとしたイメージを感じさせません。

畳スペースもあり、広くて過ごしやすいリビングは、家族の集いの場となるでしょう。ハシゴを上ったその上のロフトに、びおソーラーのファンボックスが設置されています。

接続ボックス、電動ダンパー、ファンボックスを通って、ダクトが床下へ向かって伸びている様子がわかりやすい、シンプルな施工が行われています。

階段部分は大きく抜けていて、びおソーラーの暖気が2階へも上がっていく構造です。畳コーナーの机の前に腰掛ければ、階段の上に足がブラブラ……。
なんとも楽しい一体空間です。

一階も、扉を閉じれば個室、開けば大空間となり、自由度の高い間取りです。リビングの床をびおソーラーで暖めるのも良いですが、寝室をほんのりと温めるのも効果的です。冬に寝室に行く勇気が、ほとんどいらなくなりますね。

この敷地は旗竿地で、その面積は33.78坪しかありません。採光を得るためもあり、2階リビングプランを選んだとこと。
都市部の狭小地でも、屋根にはしっかりと太陽が当たります。その太陽の熱を、しっかりと活かすことができるのがびおソーラーです。
地上から集熱パネルを見ることができなかったため、建設中の集熱パネルの写真です。棟を金物でしっかりと包み、雨仕舞いがしてあることを確認できます。

全国111地点シミュレーションでいうと、尼崎市は「大阪」のデータをご参照ください。