夏至の日食は372年ぶり

びおソーラーの松原です。

今日は夏至でしたが、加えて部分日食が見られました。夏至と日食が重なるのは実に372年ぶりで前回は1648年の事だったそうです。三代将軍 徳川家光公の時代ですね。当時の江戸の人達も日食を見たのでしょうか?皆既日食だったら気付くだろうけど、今回のような部分日食だったらわからなかったかもしれませんね。

私が夏至と部分日食が重なるという事を知ったのは数日前でした。天気予報によると21日の静岡県浜松は晴時々曇りとの事。折角なので見てみたいと思い、久しぶりに「太陽望遠鏡」を引っ張り出しました。あと昔買った科学雑誌の付録の「太陽観察グラス」も用意しました。部分日食が見られるのは午後4時~6時頃との事でしたが、浜松エリアの午後からの西の空は全体に雲に覆われていました。この空では無理かなと思ったのですが、午後4時過ぎに観察してみると太陽の下の方が欠け始めており、時間と共にその面積が増えて行きました。太陽望遠鏡で見ると月の陰になっている事がはっきりと分かります。しかし雲が多くてあまり鮮明ではありませんでした。残念ながら写真に記録することは出来ませんでしたが、部分日食と言えどもライブで見る天体ショーに感動させられました。日食が最大になると言われていた17時10分頃は完全に雲に覆われてしまいましたが、まあこればかりは仕方がありませんね。次回、夏至と日食が重なるのは10年後の2030年だそうです。(松原美樹)

部分日食

夏至の部分日食を太陽望遠鏡で観察 でもこの空ではねぇ・・・

部分日食

2020年6月21日の部分日食(伊勢志摩経済新聞より)