青トラ訪問記・びおソーラー体感見学会
びおソーラーの松原です。
秋から春までの寒い季節には、びおソーラーを体感していただくための見学会や勉強会が各地で開かれます。完成したびおソーラーの家に興味を持たれているお客様をご案内して効果を体感していただくイベントで、年に数回は私も依頼を受けてびおソーラーのお話をしに行きます。その時は青トラの荷台にデモンストレーション用の集熱パネルを積んで行き、ファンをつないで吹出口から出てくる暖かい風を感じてもらいます。気温が低く、風が吹いていたりするといくらお日様が出ていても寒いとしか思えませんが、集熱パネルから出てくる風は「暖かい!」と感じるくらいの温度になるので、みんな驚きの声を上げます。地上に広く、薄く降り注いでいる太陽エネルギーをギュっと集めるとこんなに熱が感じられるんだ!って。見学会は天気がいい日ばかりではありません。曇り空という事もあるのですが、日の光を受ければ集熱パネル内の温度は上がります。もちろん暖房に利用できる程の温度にはなりませんが、逆にお日様の凄さを実感してもらう事ができるのです。
勇工務店:http://www.isam-koumuten.com/
これからは「お日様の暖かさ」を喜ぶ季節ではないので、びおソーラー体感見学会は秋までお休みです。私は多くのお客様とお話することができるこの機会が楽しいので来秋が待ち遠しです。一方でこれからの季節をいかに快適に過ごせるか?が大きな課題となります。びおソーラーの夏は、昼間はファンを停止させ、熱い空気を室内に入れないようにしていますが、夜になると涼しくなった外気を取入れます。防犯上窓を閉め、施錠して就寝しなければならない状況でも、びおソーラーが積極的に換気してくれます。しかしどこまで室温が下がるかは自然任せ。快晴の夜空であれば放射冷却の効果で結構気温が下がりますが、雲の多い空であれば布団が被っているようなものなので、あまり下がらないでしょう。夏のびおソーラーは夜空と睨めっこです。星空を眺めながらの体感見学会というのも面白そうですね!(松原美樹)