袋井市の現場から写真が届きました!
びおソーラーの松原です。
(株)造居の小澤さんから7月31日にびおソーラー部材をお届けした袋井市の現場の写真が届きました。最近、サーモカメラを購入されたそうで、断熱材の施工状況の確認等に活用されているとの事。びおソーラーのダクト貫通部分の赤外線画像を送っていただきました。8月20日の午後3時半頃に撮影されたそうですが、気温は恐らく38℃くらいはあったでしょう。屋根上の集熱パネル内は70℃くらいだったのではないかと推察します。写真では屋根の断熱材はまだ施工途中の様子。断熱された部分と、されていない部分の差が一目瞭然です。興味深いのは屋根を貫通するダクト接続ボックスの表面温度が周囲と大して変わらないというところです。ダクト接続ボックスは金属製なので熱が伝わりやすいですから、他よりも赤く写るのではないかと思っていましたが、意外と周辺部位と同じような色(34℃くらい)になっていました。因みにボックス内は60℃くらいありますね。この現場のダクト接続ボックスは高さ500mmの特注寸法品だからかもしれませんが、室内に露出している部分の温度が低いというのは、温熱環境的には望ましい事です。びおソーラーの夏モードの日中はダクトを閉じて停止状態となりますから、基本的に熱い空気が室内に入って来ることはありませんが、ダクト接続ボックスが熱橋(熱を伝えやすい部分)となって小屋裏温度を悪化させる原因になるのでは?という懸念はありました。今回の写真ではその心配は無さそうなので安心しましたが、全ての物件が同じという意味ではないので、仕様や納まりが変われば、また違った状況になるでしょう。とにかく冷房負荷になるような「熱」は無い方がいいので、小澤さんのように施工中にサーモカメラで断熱欠損をチェックして、不具合があればすぐに修正するというのはとても良い事だと思います。(松原美樹)
青トラ訪問記・びおハウスH+びおソーラー:https://biosolar.jp/2020/08/青トラ訪問記・びおハウスh+びおソーラー-静岡/
ダクト接続ボックス:https://biosolar.jp/aboutbiosolar/item/