青トラ訪問記・スローハンドさん(静岡県浜松市)

びおソーラーの松原です。

相変わらず暑い日が続いてますが、朝晩は少し涼しくなってきたように感じます。今年の春から自転車通勤に切り替えたのですが、走っていても1週間ほど前までの「熱気の中を突き進む!」という感じではなくなってきていますね。これからは自転車が気持ちいい季節です!

スローハンドさんの建物で気密測定

8月26日は浜松市浜北区のスローハンドさん(町の工務店ネット会員)の現場を訪問し、気密測定を行いました。スローハンドさんの事は会社が設立された頃から知っていますが、以前は現場製作の木製サッシを使ったりしていて、高気密化などにはあまり積極的ではないといった印象だったのですが、今回「完成した建物の気密性能を確認したい」というお話をいただき「珍しい!どうしたんだろう?」と思いながら依頼を受けました。久しぶりにスローハンドさんの完成物件を訪問したのですが、相変わらず丁寧な仕事をされています。サッシも現場製作の建具ではなく、断熱・気密サッシが使われていたので、測定結果も良い値が出ました。

スローハンド

この建物は「びおソーラーの家」ではありませんが、小屋裏から床下まで通じる縦ダクトが通っています。ロフトに送風機が設置されていて小屋裏の空気を床下に送って、空気が動くようにしているのです。ひとつ前の投稿で別荘の通気の事を書きましたが、スローハンドさんも床下の空気が停滞することを問題視されていて、このような仕掛けを施しているとの事でした。なんだか同志に出会えたような感じでちょっと嬉しかったです。

スローハンド

小屋裏から床下に通じる縦ダクト

スローハンド

ロフトに設置されたカウンターアローファン

スローハンドのびおソーラーの家

スローハンドさんは今年から「町の工務店ネット」に参加されて、現在2棟のびおソーラーの家を建築中。その内の1棟の現場を訪問しました。屋根は集熱パネルが設置されて屋根材を葺く直前の段階。室内は屋根、壁の断熱材を施工しているところといった状況でした。スローハンドの家の特徴は離れたところからでもわかる屋根の形でしょうか。特に目立つようなものでは無い単純な切妻屋根ですが、屋根のシルエットで何となくわかるのです。自分達らしい家の形を持っているというのは素晴らしい事だと思います。(松原美樹)

スローハンド:https://slow-hand.co.jp/

スローハンド

スローハンド・びおソーラーの家

スローハンド

スローハンドの屋根の形

スローハンド

集熱パネルの設置状況

スローハンド

電動ダンパー内蔵型ダクト接続ボックス(試作品)