温度スイッチの誤配線をなくそう!
びおソーラーの松原です。
1月18日に投稿したブログで温度スイッチの夏と冬の配線が間違っていたトラブル事例を紹介しました。
施工者は「夏」と思ってケーブルを延長し、端子台に接続したものの実は「冬」の温度スイッチにつながっていたというものでした。このミスは結構な頻度で起きていて、びおソーラーにおけるクレームの第1位かもしれません。間違える要因の一つとして温度スイッチから出ている配線ケーブルの識別を誤っているという事があります。
写真のように冬用温度スイッチにはケーブルに赤い印があり、夏用にはありません。それぞれのケーブルを延長して端子台の「冬用スイッチ」「夏用スイッチ」に接続するのですが、この時に夏と冬を逆に接続してしまう事があるのです。間違えたからといって機械が壊れる事はありませんが、今の時期なら「季節スイッチ」を「冬」にしておくと昼間はファンが停止していて、夜に冷たい外気を取入れてしまいますから住まい手にとっては堪ったものではありません。
温度スイッチ本体を見ていただけば取付金物の開口部で夏/冬が識別できるようになっていますから、まずはこれを確認して下さい。
温度スイッチ本体を見れば判ると言っても集熱パネル内に設置されてしまうとケーブルの赤い印で判別するしかありません。よく「赤い印が付いたケーブルは夏?それとも冬?」という電話が現場から掛かって来ます。聞かれればもちろんお答えしますが、聞かなくても判るものでなければならないとも言えます。そこで今回、試みとしてダクト接続ボックスの配線口に注意ラベルを貼ってみる事にしました。
温度スイッチのケーブルはダクト接続ボックス底面にある配線口(ゴム蓋付)から外に出て端子ボックスまで配線されますから、この表示を読んだ電気屋さんが間違えずに延長配線してくれることを期待しています。これでもミスを完全に無くすことは出来ないでしょうが、いちいち手の物語に電話で聞く手間は省けるでしょう。来週以降の製造分からこのラベルを貼った製品が出荷されますので、是非ご意見をお聞かせください。(松原美樹)