長い梅雨が開けたと思ったら、猛暑がやってきました。
夏のびおソーラーは、「昼間はファンが停止」、「夜間に外気を取り入れ」が基本の動きです。
夏はどんなタイミングで動き、止まるのかを知ったうえで、涼しく過ごせるように工夫してみましょう。
夏の基本的な動き
夏場は、びおソーラーのスイッチを「夏」、風量スイッチがある場合は「強」にしてください。
夏場は、風量スイッチを「強」にして換気量を増やすほうが、より効果が感じられます。
日中は、熱い空気を取り入れないように停止します。日が沈んで、集熱パネルの温度が下がると外気を取り入れます。
この運転制御には、バイメタル式温度スイッチを使っています。夏モードでは、集熱パネル内の温度が30℃以下でONになってファンが運転して涼しい外気を取入れます。夜が明けて集熱面に日が当たり始め、34.5℃以上になると停止します。ONとOFFで差温を4.5℃あけているのは、何度もファンの運転と停止を繰り返してしまう、チャタリングといわれる現象を抑えるためです。
温度を感知して動いたり、止まったりします。タイマーや、人の操作で動くわけではありません。熱源はお日様と夜空だけ。
夏のびおソーラーの挙動については、以下のブログ記事も参照してください。
日射を遮り、熱い熱は外に逃がす
夏場を快適に過ごすためには、
- 「どれだけ太陽の熱を室内に入れないか」
- 「入った熱を逃がすか」
が大切です。
夏場に、外部から家の中に伝わる熱の約7割は、窓などの開口部から入ってきます。
窓自体の断熱性能ももちろん大切ですが、それだけでなく、窓から直接日差しが差し込まないように、よしずやすだれ、外付けブラインドなどで日射遮蔽をすることで、家の中の温度の上昇を抑えられます。
窓の日射遮蔽は、カーテンやロールスクリーンのような室内側につけるものより、外付けブラインドやオーニング、よしずやすだれなどの、室外側につけるもののほうが効果があります。
エアコンを使う場合にも、暑いからと言ってすぐにエアコンをつけるのではなく、一度窓を開けて通気をすることで、こもった暑い空気を外に出してあげると、冷房の効率があがります。
夜は、びおソーラーの外気取り入れがはじまります。防犯のために窓が開けにくいような環境でも、外気を取り込むことで、寝苦しい夜の一助になるでしょう。
旬をたのしもう
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